ムチ打ち患者の症状が改善に向かう治療テクニックとは
むち打ち症になり事故治療をどんな治療で、そしてどんな先生にお願いしていいのかは分からないことが多い。
むち打ち症の程度にも大なり小なりあるが、痛みや倦怠感があれば積極的に治療院探しもするが、初めの段階でちゃんと改善に導ける治療院を選らばないとその後の患者さんの人生も左右することになるので責任重大である。
今回は交通事故での事故治療患者さんに多い特徴とその改善アプローチをご紹介します。
目次
安心して任せてもらえる治療テクニックとは
初めて来られる患者様の多くは、
Googleでの検索、口コミでの治療院選びをされる方も多いです。
しかし専門知識やホームページを見てもその専門技術があるかどうかの判別がつきにくいのが現状です。
本気で患者さんの早期回復を願い、サポート出来るためには
㈳一般社団法人むち打ち症治療院協会の認定治療院になるなど一定の基準をクリアした自信と強みのある治療院であることが求められます。
症状と原因の場所は一緒と思うな!
患者さんへの問診を進めると、「首のここが痛む」「背中のここが痛い」など主訴が特定されることが多いです。
しかし実際、大亀谷しみず接骨院で行っている検査方法5つ評価では症状と原因ポイントは全く異なる場所にあることが多い。例えるならば火事が起きているのに火の元を消さずに、火災報知器を消しているようなものである。
当院の行っている検査法
①ビジュアル検査
視診とも言うが、患者さんの全体観察及び、頸椎、胸椎、腰椎、骨盤までの状態。皮膚に赤みはないか、腫れていないかなど患者さんに触らない状態での評価を行う。
いきなり患者に触れる施術者がいるが、絶対にこの手順を誤ってはいけません。患者さんはたくさんの治すための情報を持っています。
そして、忘れがちなのは笑顔!「もう安心して下さいね」と一発で信頼できるほどの笑顔で接しましょう。
②背骨の温度検査
人間の背骨は頸椎7つ、胸椎12個、腰椎5つの24個プラス1個の骨盤(仙骨、腸骨、恥骨)で構成されています。
※たまに1個多い人もいる。
ナーブスコープと言われる特殊な機械を使い、患者さんの背骨を上から下まで計測していく。
人間の椎骨は両側に神経が出ており、すべての器官や臓器、内臓、筋肉、内分泌系などに繋がっています。
計測していくと、問題があるポイントではブレークと言って温度の誤差が生じます。
科学的に分析して、自分の主観に頼らないこのナーブスコープを優れものです。
※この分析法があるかないかで患者さんの改善成績が変わります。
当然、この計測方法にも鍛錬と技術を要します。
③スタティックパルペーション(静的検査)
患者さんを動かさずに行う触診の事を言います。
ナーブスコープで出てきた異常個所の椎骨周辺を調べます。
皮膚の赤み、浮腫をさすってみたり、押してみたり左右で比較します。
急性期では異常ポイントをさすってみたあと発赤が残りやすい。(左右差がはっきり出る)
浮腫の調べ方にもポイント点があります。
④モーションパルペーション(動的検査)
問題があるであろう椎骨の棘突起や横突起を中心に、可動性を確認する。
肝心なことは、検査を進める上で患者の「そこです!」「そこが痛みます」という言葉に注意が必要です。
まだこのレベルでは原因を特定するためにリスティングの特定を急いではいけません。
その代わり患者の言っていることは全肯定してあげて下さいね(^^)
結果を出せる一流の治療家は相手の意思や意見を大事に受け入れる傾聴力を持っています。
さて、ここで問題です。
⑴頸椎7番の椎骨の伸展、側屈で動きが過剰に可動性を持っています。
一方、
⑵頸椎6番の椎骨は伸展、側屈した際に可動性が著しく失われております。
どっちを治療対象に選びますか?
・
・
・
・
・
正解は⑵後者です!
⑴は、炎症が椎間板や皮膚に顕著に出ている可能性があり、過剰に椎骨可動性が出ています。
圧痛も顕著に出やすいので、このポイントを施術してしまうとさらに炎症を招き痛みの増強に繋がります。
⑵を選択して、椎骨を正しい方向に精確に施術してあげる事が大切です。
⑤レントゲン分析
立位で正面像、側面像でのフルスパイン画像を取ってもらえる医師との連携が必要なります。
先ほどの⑵で選んだ頸椎6番が7番に比べて後方変位しているのか、椎間板の状態、頸椎角度など様々な分析をして最終、リスティングします。
もーとたくさんの要素と細かくご説明するポイントがありますが、実際に患者様に上記の内容で検査してみて下さい。
きっと今までと違う原因のポイントが現れます。
原因を見つけたら精確に施術を行いましょう!
読み進めてもらったら分かると思いますが、原因は筋肉にはあらず!
筋肉や関節などの軟部組織が痛むのは「結果」であります。
原因があって結果が必ずある。
患者さんをいち早く回復に導くには原因が背骨にあることを理解しましょう。
頸椎に問題がある場合は、サービカルチェア、もしくは平台のベットを選択します。
原因の椎骨にだけアジャストメントを加えるので他の椎骨や部位への負担を最小限にします。
サービカルチェアによるアジャストメントを高度なテクニックですが、習得出来たら間違いなく日本で100人に一人の存在の施術家でしょう。
胸椎に問題がある場合は、平台もしくは専用のニーチェストテーブルなどを使用してアジャストメントを行います。
腰椎、骨盤に問題がある場合は平台を選択して芸術的なアジャストメントを精確に届けます。
大亀谷しみず接骨院では、本気で患者さんをいち早く改善に導け喜んでもらえる仲間を求めています。