腱鞘炎とは、腱という筋肉を骨に固定するための平滑筋膜である「腱鞘」の内側が炎症を起こす病気です。同じ姿勢を維持したりすることが原因となります。手は２７個の骨で構成され、その骨と筋肉を繋いでいるのが「腱」と呼ばれる部分です。

そして、「腱」は骨から離れてしまわないように「腱鞘」というバンドのような組織で繋がれています。

この、「腱鞘」と呼ばれるバンドの部分が炎症をおこし、指を動かすと痛みが走ったり、曲げた指が伸ばしにくくなっている状態が「腱鞘炎」です。

腱鞘炎の痛みを我慢してほおっておくと、症状が悪化して「ばね指」になってしまいます。

また、ほっておくだけで指だけでなく手首まで痛みが出ることも要注意です。

一般的に腱鞘炎は、美容師さんのように手をよく使う仕事をしている人がなると言われています。

その他、妊娠出産期や、更年期を迎えた女性にも多く見られるのも腱鞘炎です。

腱鞘炎の主な症状は、以下の通りです。

痛み：腱鞘周辺の痛みがあります。動かしたり、触れたりすると痛みが強くなります。

結合：炎症が起こることによって、結合結合周辺が結合します。

摩擦感：腱鞘を通る腱が炎症によって太くなり、腱鞘の内側を通る際に引っかかるような摩擦感が生じます。

関節の可動域の制限：炎症によって、関節の可動域が制限されることがあります。

腱鞘炎の治療法は、以下のようなものがあります。

休養：使用する部位を休め、痛みや関節が引くまで、動かないようにすることが重要です。

氷：炎症が起こった部分に氷を当て、痛みを抑えることができます。

薬物療法：炎症を抑えるために、非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）やステロイド剤を使用することがあります。

理学療法：痛みを緩和するために、マッサージやストレッチなどの理学療法を行います。

手術治療：腱鞘炎の症状が重度である場合には、手術によって炎症部位の腱鞘を切開することがあります。

腱鞘炎の治療は、症状の重症度や原因、患者の状態によって異なります。